PEOPLE 09

見えないところにこそ
大きな影響力がある

マネージャー

パーカー表面処理技術(上海)
物質工学専攻 出身

S.T (2001年入社)

現在の仕事内容について

中国全土の日系メーカーやローカルメーカー様向けに表面処理薬剤の開発および改良をおこなっています。その開発した薬剤は当社の工場にて製造しますが、その製造技術も検討します。さらには製造した薬剤をお客さまに導入し、お客さまの要求を満足する品質が得られるための管理方法を確立し無事にラインオフするまでわれわれの仕事です。不具合が発生した場合には原因究明も実施します。基本的な表面分析装置や溶液分析装置を備えていますので、中国全土で発生する不具合対応をわれわれが引き受けています。ここでは日本パーカライジングの研究開発から製造、顧客導入、お客さまの技術対応といった当社技術の川上から川下までの全てをここで実施しています。またわれわれ駐在員は日本との調整や中国合弁企業との調整作業も不可欠です。特に薬剤を販売する合弁企業とは価格の調整など営業的要素も必要になってきます。そして最後に現地スタッフの教育です。当社が掲げる理念やコンプライアンスを浸透させ、現地スタッフで自己完結できるレベルを目標に日々研鑽を重ねています。これまでの経験をフル活用して日々の業務を進めています。

仕事のやりがいについて

われわれの薬剤で形成される表面処理皮膜はとても薄いです。しかしこの薄い皮膜によって表面に新たな機能を付与することができ、性能を大きく左右します。さまざまな表面状態を考察し、お客さまの要求に合った皮膜を提供するための薬剤を設計します。基本的には反応または塗布にて皮膜を形成させますので、細かな設計が必要です。通常表面処理後は塗装されますので前処理皮膜は隠れてしまいますが、皮膜があるのと無いのでは雲泥の差ですのでその重要性は明らかです。見えないところでわれわれの皮膜が活躍し、薄い皮膜なのに影響力が大きく縁の下の力持ちなところに魅力を感じます。世の中になくてはならない存在として、これからの持続可能な社会への貢献を目指して日々精進しています。

私のチーム

私のグループは当然ながら全員が中国人スタッフです。現在中国語を勉強中ですが、まだしゃべることも聞くこともできませんので、通訳担当を通してまたは翻訳ソフトやWechat(微信)という中国版Lineのようなアプリを駆使してスタッフとコミュニケーションを取っています。お客さまへの報告書は通訳担当にお願いして中文化してもらっていますが、スタッフから上がってくる報告書については全て通訳を通すと時間がかかってしまいますので、まずはできる限り自分で翻訳するようにしています。スタッフとの打ち合わせではミスコミュニケーションがあってはなりませんので、通訳を入れるようにしています。このようにしていると日本にいた時よりも時間を要してしまいますが、文化の違いもありこちらの意図を伝えるために粘り強く向き合うようにしています。

ある1日のスケジュール

SCHEDULE

キャリアステップ

CAREER STEP

  • 2001年

    総合技術研究所

    非鉄、塑性分野の薬剤開発を担当

  • 2006年

    中京SEセンター

    自動車、非鉄、塑性分野の薬剤開発や改良、薬剤導入を担当

  • 2010年

    自動車メーカー 出向

    塗装前処理に関する現場管理や品質管理を担当

  • 2013年

    豊田営業所

  • 2014年

    九州営業所

    お客さまのラインを訪問して現場管理や品質対応、顧客サポートを担当

  • 2021年

    パーカー表面処理技術(上海) 出向

    中国での薬剤開発や改良を担当

同僚からのコメント

S.Tさんは、日本でも同部署に所属していました。当時から仕事で何かあればお互いに相談し、さまざまな試練を乗り越えてきた私にとって大変貴重な同僚、そして仲間です。中国上海で、また一緒に仕事ができるとは、これも何かの縁かもしれません。彼の仕事ぶりですが、当社にとって今どう対応することがベストなのか、会社全体を考え行動するので頼もしく信頼できます。問題が発生すれば関連部署へ相談し、皆をまとめながらパワフルに仕事を進めます。彼の周囲はいつも活気があり、お互いを認めながら仕事をしています。プライベートでも赴任地上海をより身近に感じるため、地図を片手に探検しては週末を楽しんでいます。

  • NEXT

    PEOPLE 10

  • 海外駐在

    パーカーツルテック

    K.S (2015年入社)