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品質保証組織について
日本パーカライジングでは、全社の品質保証体制強化を目的として、2018年4月に社長直轄の「品質保証室」と変更しました。
「顧客重視」の考え方をもとに、お客さまから信頼と満足いただける製品・サービスの提供を目標に、社内のみならず国内外関係会社への品質監査活動や品質教育等を継続的に実施し、グループ全体の品質保証体制を強化していきます。
ISO9001の「顧客重視」「顧客満足の向上」の基本理念のもと、より良い製品をお客さまに提供できるよう手順を明確にして、PDCAサイクルを回すことで、継続的に改善に取り組みを進めています。
海外展開におきましても、すべての海外関係会社のISO9001認証取得を目指し、グローバルな品質要求に応えられる体制づくりに努めています。
品質保証体制略図
品質規格(ISO9001)の対応について
当社は、薬剤事業と受託加工事業の事業別に、国際品質規格(ISO9001)認証を取得しています。
品質マネジメントシステム規格認証取得への歩みは、薬剤事業では関西工場が1995年に、受託加工事業では平塚第二工場が1997年に認証を取得しました。現在は薬剤事業および受託加工事業の全工場で認証を取得しています。
ISO9001の「顧客重視」「顧客満足の向上」の基本理念のもと、より良い製品をお客さまに提供できるよう手順を明確にして、PDCAサイクルを回すことで、継続的な改善の取り組みを進めています。
海外においても、すべての海外関係会社のISO9001認証取得を目指し、グローバルな品質要求に応えられる体制づくりに努めています。
ISO9001認証取得率
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単体
製品製造5工場、加工11工場 計16工場
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国内連結子会社
装置製造・薬品製造・加工 計10社
※国内連結子会社(全13社)のうち、上記事業に属さないパーカー技建工業・共同輸送・大関化学の3社を除く10社の取得状況(2社は未取得)
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海外連結子会社
装置製造・薬品製造・加工 計17社
※海外連結子会社(主要17)の取得状況
(IATF16949取得も含む、1社は未取得)
監査対応
日本パーカライジングでは、品質保証体制に主眼を置いた品質規格の維持・改善活動として、品質内部監査を有効に用い、安全・品質に関する標準化への取り組みを進めます。これらの活動を通じ、全工場において「品質」確保に努めることにより、お客さまからの信頼につなげています。
品質内部監査対応
- 内部監査と内部監査員教育
- 品質内部監査は薬剤事業と受託加工事業それぞれの取得スコープ内で実施し、QMS活動の確認、欠点部分の是正、改善活動を実施しています。この結果は、マネジメントレビューとして報告しています。
- 内部監査員の養成
- 内部監査員の資格取得については、外部機関(JSA等)の講習会による取得のみならず、社内で講習会(品質保証室主催)を開催して内部監査者の養成もおこなっています。2021年度は、社内で(リモート開催にて)内部監査員講習を実施し、38名が受講しました。
製造工場の工程監査(標準化監査)
工場内塗装色の標準化、動画にて作業ポイント提示(平塚第一工場)
製造部では、安定した「品質」が確保できるよう工程監査を強化しています。安定した品質を確保するには、作業標準化が重要と考え、製造工程ごとに製造・設備条件を定め、見える化・識別評価に関する標準書を作成、実施しています。
また、製造現場が主体として工程監査(標準監査)をおこない、点数化することで改善を促進し、日本パーカライジンググループ全体の製造業務における安全性確保および品質向上に取り組んでいます。
工場内塗装色の標準化、動画にて作業ポイント提示(平塚第一工場)
3回の工程監査評価により、改善=点数UPを進めている。
品質保証活動のご紹介
コンプライアンス&品質強化月間
品質保証活動の例として、2019年より開始した「コンプライアンス&品質強化月間」についてご紹介致します。「職場のコンプライアンス、労働安全、環境、品質を含むリスクを早期に発見し未然防止をおこなうこと」を目標に活動しています。
実施 | 毎年12月 | 11月の全国品質月間を準備月間 |
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1月 | 実施結果の報告 |
リスクマネジメントシステム(RMS)
作業に潜む「品質・安全・環境」に係わるリスクを抽出し、基準に基づきリスクを評価(採点)します。
リスクレベルの高い作業(行動)は、リスクを下げるための「改善、予防措置」を行い、その後再評価します。
この活動を通じて、危険に気づく感度の向上、コミュニケーションの向上、考察力、表現力の向上により、現場力アップを目指しています。
国内製造工場における製品クレームおよび労働災害再発防止の観点から、2012年から製造部門の体質強化・現場力向上を目的として導入しています。
現在は、受託加工事業部門においても実施しています。
- 小集団活動
現場従業員を、製造係、品管係、業務係、保全係、物流グループ等の職種ごとに数人のグループに分けて改善活動をします。
1カ月間に数回、30~60分程度で実施しており、係を超えたコミュニケーションの活性につながっています。リスク抽出と対策の一例
床に電気配線があり、転倒・断線の危険がある
コードリールを天井に吊り、改善
- 工場内報告会
1年に数回、小集団活動における成果を工場内で情報共有します。良い取り組み事例は他工場へ水平展開しています。 - 全国報告会
1年に1回、全国の製造工場、加工工場から選抜した取り組み事例について、全国報告会を実施します。その中で、優れた事例に対して、表彰をおこない、栄誉をたたえ、社長賞、優秀賞等を贈りました。
今後は国内グループ会社、海外関係会社等へ展開することも計画しています。