社長メッセージ
社長メッセージ
弊社には、創業来、企業理念である「地球上に限りある資源の有効活用を図り、あらゆる素材の表面改質を通じて、資源の新しい価値を創造し、地球環境の保全と豊かな社会作りに貢献します」という熱い想いが脈々と受け継がれており、この想いがサステナビリティ経営を推進する原点となっています。私たちの持つ表面改質技術は、金属の強度劣化や摩耗を防ぎ、耐久性を高めることでモノの耐用年数を大きく延ばすなど、省資源と環境負荷の軽減に役立っており、事業活動を通じて人々の便利で豊かな生活を支えてきました。
昨今、サステナビリティに対する意識は世界的に高まり、年を追うごとにさらに加速しています。地球環境問題をはじめ、さまざまな社会課題に正面から向き合い、社会の発展や課題解決により大きな貢献を果たすことは、弊社の事業競争力の強化にもつながると考えています。そのためにも、弊社のコア技術である表面改質技術の陳腐化を防ぎ、新たな知見を積極的に取り入れ、社会の動きを先取りした技術開発体制の確立が必要と考えます。こうした考えのもと、本年度の会社方針に「変革への挑戦~Challenge for Change~」を掲げ、2024年12月に竣工する新総合技術研究所を拠点において、既成概念やこれまでの慣習にとらわれない発想で、新規分野の開拓とビジネスプロセスの変革に挑戦してまいります。具体的には、脱炭素社会に貢献する表面処理技術の開発を推進し、自動車のEV化に加え、将来予想される水素エネルギーや水素社会への技術や用途開発など環境関連の研究開発テーマへより多くの工数を配分していく方針であり、表面処理技術を通じて社会課題の解決に貢献したいと考えております。
そして、こうした取り組みを着実に実行していくために欠かせないのが、日本パーカライジンググループの人財です。社員一人ひとりが変革の意識を持ち、社会課題の解決や事業を通じた社会価値の創造に主体的、積極的に挑戦する。そして、その過程で生まれ、育まれる従業員の笑顔ややりがいを成果につなげていく。こうした連鎖を力強く後押しするとともに、その成果をステークホルダーに、そして社会全体へと広く還元していくことが経営者である私の使命であると考えます。
日本パーカライジンググループが目指す姿を実感・実現できるよう、自ら先頭に立って邁進してまいります。引き続き皆さまの変わらぬご支援を、よろしくお願い申し上げます。