社長メッセージ
社長メッセージ

~循環型社会と自然共生社会の実現に向けて~
日本パーカライジンググループは創業以来、「地球上に限りある資源の有効活用を図り、あらゆる素材の表面改質を通じて資源の新たな価値を創造し、地球環境の保全と豊かな社会づくりに貢献する」という企業理念を受け継いできました。この理念は、私たちの原点であり、今もなお、すべての事業活動の根幹を成しています。
私たちの表面改質技術はあらゆる製品に用いられており、金属の摩耗や劣化を防ぎ、耐久性を向上させることで製品の長寿命化に貢献します。これにより資源消費量や廃棄物発生量の削減にもつながります。また、摩擦抵抗を低減させる技術は自動車等の燃費改善に役立ち、資源の有効活用と環境負荷の低減を実現し、持続可能な社会の構築に貢献しています。
また、私たちは自然との共生を重視し、生物多様性の保全にも力を入れています。今後は、単なる環境負荷の低減にとどまらず、ネーチャーポジティブ(自然再興)の視点を取り入れ、生物多様性の保全や自然環境の維持・回復に資する取り組みを推進してまいります。その一環として、沿岸地域でのマングローブ植林や森林地域での植林活動を通じて、生態系の保全やCO₂吸収源の創出にも取り組んでいます。
近年、世界的なサステナビリティへの関心が高まる中、当社はさらなる社会課題へ対応するために、コア技術である表面改質技術を進化させ続けることが不可欠です。2025年4月に開所した「新総合技術研究所(Parker Innovation Center)」を中核拠点とし、「変革への挑戦 ~Challenge for Change~」をスローガンに掲げ、資源循環や脱炭素社会の実現に貢献する表面処理技術の開発を加速させています。さらに、新たな成長分野への展開を含めた次世代に向けた技術開発改革も進めており、社会課題の解決と企業価値の向上を両立してまいります。
こうした取り組みを支える最大の原動力は「人材」です。環境や市場が大きく変化する中、私たちは「変革」を推進しています。「変革」を成し得るためには、多様な価値観やスキルを持つ人材が集い、挑戦し、存分に力を発揮することこそ大きな成果を生むとの考えから、当社はダイバーシティの推進を重要な経営課題と位置付けています。
2030年に女性管理職比率を10%以上に引き上げる目標を掲げ、多様な人材が意思決定に参画し、能力を最大限発揮できる企業文化を目指します。社員一人ひとりが変革への意識を持ち、主体的に挑戦することで生まれるイノベーションを、社会全体への貢献へとつなげていくことが私の使命であると考えています。
日本パーカライジンググループが目指す長期ビジョン「Vision2030」の実現を通じて、持続可能な社会への貢献と企業価値の向上の両立を目指し、グループ一丸となって取り組んでまいります。
今後とも、皆さまの変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

